アクティブ・コンサルティング代表取締役からのご挨拶
Message from President
Win-Winによる豊かな社会を目指して
私が経営コンサルタントという仕事を選択したのは、日本の社会に生活の豊かさ をもたらすために、経営コンサルタントという仕事が、最も大きな影響力を与え られると考えたからです。
私の考える生活の豊かさとは、消費者が豊富な品物の 中から、自分の好きなものを、自由に選択できる環境を整備することです。
真の豊かさを実現するためには、最も消費者に近く、消費者のニーズを的確に 把握できる小売店が、産業として成り立つだけの規模と質を持たなければなり ません。
小売店が短期間で効率よく規模拡大を実現するためには、チェーンス トアのシステムを確立することが最良の道であると考えます。
小売店を起点として、メーカーや卸会社と連携し、効率的なサプライチェーンを 築くことが必要です。チェーンストアが把握した消費者ニーズとメ―カーが開発 したシーズを合致させて製品を生産します。
そして、流通段階のすべてのムダを 省くことにより生まれたコスト削減の恩恵は、すべて消費者に還元します。それ により、消費者が真に望む商品を、低価格で提供できる体制が整うのです。
アクティブ・コンサルティングは、当初から小売店とメーカーに対するコンサルテ ィングをバランスよく両立させてきました。両者は対立関係ではなくて、消費者を 中心に据えれば、協力関係にあると考えたからです。
チェーンストアとメ―カー が、共に企業規模を拡大して、消費者志向の経営を行えば、よい意味でのパワ ーバランスが取れて、チェック機能が有効になるのではないでしょうか。これによ り適正な利益配分が行われる状況こそ、Win-Winの関係であると考えます。
IT技術の発達で、ECR(Efficient Consumer Response)は急速に発展を遂げ、 アメリカではもはやチェーンストアからバイヤーが消え、メーカーから営業社員 が消えました。
そして従来のバイヤーや営業社員とはまったく異なる機能を担っ たチェーンストアのカテゴリーマネージャーと、メーカーのブランドマネージャーを 中心とした、マルチファンクションチームが誕生して活躍しているのです。
日本のチェーンストア、卸会社、メーカーが三位一体となって、グローバル市場 で活躍できる体制を創ること、それにより日本および世界の消費者が豊かな生 活を過ごせるようにすることが、アクティブ・コンサルティングの望みです。
株式会社アクティブ・コンサルティング
代表取締役社長 岡村憲之